青空文庫Q&A

Q01: なぜ青空文庫には、最近の作家の作品がないんですか?
Q02: なぜ青空文庫には、外国の作品が少ないのですか?
Q03: 青空文庫に登録されている作品の、おおよその長さを知りたいのですが?
Q04: 青空文庫の工作員が参考にすべき文書には、どんなものがあるのでしょうか?
Q05:どの作品から読んだらいいのでしょうか。
Q06:過去の「新着情報一覧」を見たいのですが。

 01: なぜ青空文庫には、最近の作家の作品がないんですか?

答え:文学作品などの著作物は、著作権法でさまざまに保護されています。つまり、他人が創りだした作品を第三者が勝手にコピーして配布することなどは許されないのです。

しかし著作権法では、その保護期間に制限を設けています。日本では、著者が亡くなってから50年です。この保護期間が過ぎれば、誰もが自由にコピーが出来るようになります。青空文庫には、この保護期間の過ぎた作品が登録されています。

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著作権の保護期間が切れる年月日の計算方法(日本の場合):
著者が1950年1月1日に亡くなっても、1950年12月31日に亡くなっても、著作権が切れるのは2001年1月1日です。つまり、(亡くなった年)に51を足した年の1月1日に保護期間が切れます。
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その他、著作権については、社団法人著作権情報センターが詳しい情報をホームページに公開しています。→http://www.cric.or.jp/index.html

そのページの中のQ&Aコーナー→はじめての著作権講座「著作権って何?」


 02: なぜ青空文庫には、外国の作品が少ないのですか?

答え:著者に著作権があるのと同じように、翻訳者にも著作権があります。その保護期間も翻訳者が亡くなってから50年です。つまり、外国の文学作品の場合、著者と翻訳者の両方の権利が切れた場合にのみ青空文庫に掲載させることができます。

ただし、すでに著者の権利の切れた外国の作品に関して、翻訳者がその翻訳作品の公開を許せば、その限りではありません。青空文庫に掲載されている多くの海外作品は、翻訳者が「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」に同意した上で作品を公開しています。

※外国の著者の保護期間も日本の基準に合わせて、死後50年+戦時加算(下の項参照)だけ権利が保護されます。

【例】ルーシー・モード モンゴメリ著、村岡花子訳『赤毛のアン』の場合

著者、翻訳者の生没年は、
・ルーシー・モード・モンゴメリ(1874.11.30-1942.4.24)
・村岡花子(1893-1968)
になります。

ということは、一見、著者の権利が10年前に切れているように見えますが、外国の著者の場合、戦時加算(下の項参照)も考慮しなければいけません。モンゴメリの権利が切れたのは今年、2003年5月22日です。しかし、どちらにしろ、翻訳者の権利が切れていません。青空文庫にこの『赤毛のアン』を掲載することができるのは、翻訳者の権利が切れる2019年1月1日になります。


※戦時加算
第二次世界大戦後の平和条約において、連合国ないし連合国の国民の知的所有権の保護期間について、わが国(日本)が戦時中に保護していなかった期間を通常の保護期間に加算する、という取り決めがなされました。
その期間は、条約の批准時期に基づくため国によって異なりますが、アメリカ、イギリス、フランス、カナダなどは3794日(約10.5年)になります。つまり、これらの国々の著者の場合、保護期間の計算をする上で、通常の50年に約10.5年を加算しなければいけません。

こちらも参照→http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime5.html


 03: 青空文庫に登録されている作品の、おおよその長さを知りたいのですが?

答え:公開中、または入力済の作品であれば、作品の長さを確認することができます。
いずれも、サイズは「バイト」単位です。「キロバイト」に換算するには、1000で割ってください。
圧縮ファイルの解凍後のサイズは、圧縮した状態の、ほぼ2倍となります。
1キロバイトは、全角文字に換算すると、500文字です。図書カードに記載されている数字が10000であれば、解凍後は20キロバイトとなり、400字詰め原稿用紙で約25枚分の長さです。

(1) 公開中の作品の場合

公開中の作品の場合は、図書カードの「ファイルのダウンロード」の「サイズ」欄を参照してください。
「圧縮」の欄に「なし」と記載されているファイルは、圧縮されていません。この場合は、ファイルのサイズがそのまま記載されています。
「圧縮」の欄に「zip」や「lha」などと記載されているファイルは、圧縮されています。この場合は、圧縮した状態でのサイズが記載されています。

(2) 入力済の作品の場合

未公開の作品のうち、入力済となっているものに関しては、以下の方法でサイズを確認することができます。ファイルは、すべてzip圧縮されています。

「作業着手連絡システム」→「校正受付システム」→「作家インデックス」→「作家一覧」から作家をクリック→「作品選択」の一覧でサイズを確認

「作業着手連絡システム」には、「工作員志願者へのお願い」から、リンクをたどれます。

【コメント】門田裕志:画像が別に添付されている場合には、圧縮後のファイル容量が実際の長さより大きくなる場合があります。 例)浜田 青陵  「石鏃の思出話」

【コメント】nns:この場合の長さって言うのは、原稿用紙換算での長さでは兄のですか?


 04: 青空文庫の工作員が参考にすべき文書には、どんなものがあるのでしょうか?

答え:基本的には、「工作員を志願される皆さんへ」と「青空文庫工作員マニュアル」から、必要な文書がリンクされています。ただ、リンクが深くなっている文書などは、探しにくいかもしれません。
作業に関連する文書をピックアップしてみましたので、参考にしてください。

まず、入り口はここから。申し込みのしかたも、この文書の中に書かれています。

 工作員を志願される皆さんへ
 http://www.aozora.gr.jp/guide/kousakuin.html

ここからリンクされている2つの文書に目を通して、公開後のファイルの扱いを確認します。

 青空文庫収録ファイルの取り扱い規準
 http://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html

 青空文庫へのリンク規準
 http://www.aozora.gr.jp/guide/linkkijyunn.html

次に、どんな作業をするのか、実作業用のマニュアルで確かめてみましょう。

 青空文庫工作員マニュアル
 http://www.aozora.gr.jp/KOSAKU/MANU_IND.html

青空文庫で公開されているファイルの構造も、確認しておいてください。ファイルの冒頭と末尾には、青空文庫独特の情報が記載されています。

 【テキスト中に現れる記号について】
 http://www.aozora.gr.jp/KOSAKU/txt_chu_kigo.html

 青空文庫収録ファイルへの記載事項
 http://www.aozora.gr.jp/guide/kisai.html

ファイルの扱いと作業のしかたに納得し、参加の意思がかたまったら、いよいよ、作業の申し込みです。
「工作員を志願される皆さんへ」をもういちど参照し、示された手順で、申し込みをしてください。
初参加のときには、「同意します」のメールをお忘れなく。メールをいただかないと、申し込みの受付ができません。

申し込む前に、「作業着手連絡システム」で記入する際の約束ごとを確認しておきましょう。
著者データおよび作品データについては次の文書を参考に、底本データについては「青空文庫収録ファイルへの記載事項」にならって記入します。

 青空文庫における書誌データのとりかた
 http://aozora.gr.jp/metadata_collection/index.html

 青空文庫における「読み」の表記の規準
 http://aozora.gr.jp/metadata_collection/phonetic_notation.html

作業中の疑問点は、まずはマニュアルを参照して、調べてみましょう。
次の文書も、参考になるかもしれません。

 入力ファイルを「テキスト版」に仕上げるために
 http://attic.neophilia.co.jp/aozora/task/textfile_checklist/

 テキスト版の注記をどう書くか
 http://attic.neophilia.co.jp/aozora/task/annotation/

同じ疑問をもった人が、以前に質問しているかもしれません。
情報共有掲示板も、チェックしてみましょう。

 こもれび
 http://hpcgi1.nifty.com/hongming/komorebi/wforum.cgi

旧字旧仮名の底本を現代表記にあらためて入力する場合は、一定のルールがあります。
該当する作品の入力、校正にあたっては、ルールを十分に確認しておいてください。

 旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針
 http://www.aozora.gr.jp/KOSAKU/genndaihyouki.html

はじめての作業の際には、とまどうことも多いものです。
判断のつかない疑問点が発生したら、reception@aoozra.gr.jp宛に、お問い合わせください。

【コメント】あすなろ工作員:LUNA CATさま わかりやすく工作の流れをまとめていただいて、ありがとうございます。 一つ一つの文書から、青空文庫の歩みを垣間見ることができますね。


 05:どの作品から読んだらいいのでしょうか。

答え:どの作品から読んでいい、というのが答えです。それでは答えにならないので、幾つか手がかりを記してみましょう。

作品を読む手がかりはいろいろとあると思います。聞いた事のある作家はいませんか? 題名だけでも聞いたことのある作品はありませんか? そんな作家、作品から読み始めてみるのもいいでしょう。新着の作品を毎日読んでゆくのも手です。そこから広げてゆくには、サイトの右上にある検索を利用するのもいいでしょう。どんな読み方でも構わないのです。

また、以下のサイトには、感想、作家/作品を横断しているレビューなどが収録されています。こちらを手がかりにするのもよいでしょう。
aozora blog(bookのカテゴリなどを参照)
読書blog — すいへいせん
十年一覺蒼穹夢

また、収録作品を分野別に分けたリストも利用出来るようになりました。こちらも参考に出来ると思います。
分野別リスト


 06:過去の「新着情報一覧」を見たいのですが。

答え:以下のURLを直接指定すると、見ることができます。

http://www.aozora.gr.jp/index_pages/whatsnew_yyyy_1.html

yyyyは、西暦4桁です。2005年分であれば
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/whatsnew_2005_1.html
となります。
これで、その年の最新の新着情報が開きます。
最新以外の新着情報は、ページ上部のリンクからたどってください。

なお、2000年以前の新着情報は、この方法では参照することができません。
過去の「そらもよう」で確認してください。
「そらもよう」のいちばん下に、過去の「そらもよう」へのリンクがあります。