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東京の11月は晩秋という名がふさわしい季節のはずですが、晴れた日に歩いていると暑くなって、つい半袖のTシャツになってしまいます。これで気持がいいなんて、11月なのになんだかヘンですね。
「水牛のように」を2006年11月号に更新しました。
「しもた屋之噺」が59回目をむかえた杉山洋一さんは、かつて水牛通信の最年少の読者でした。中学生だったと思います。大きくなってミラノに渡り、作曲家として活躍しているのはご存じの通りです。1997年から98年にかけて、ミラノでの生活が始まって間もないころの日録『ミラノ日記』が浜野智さんの編集によって、電子本とオンデマンド印刷本になりました。わたしは注文して届くのを待っているところです。
「水牛のように」に載せたテキストを書いた人ごとにまとめて、この『ミラノ日記』のように出版したらおもしろいだろうと思い始めています。水牛叢書を来年の課題にしよう!
一方、青空文庫で最年少の工作員だった大久保ゆうさんはいつの間にか大学院生となり、翻訳文化を研究しています。これも青空文庫に関心を寄せてくださる方にはご存じの通りです。そしてあの『星の王子さま』を『あのときの王子くん』というタイトルで翻訳し、公開までこぎつけました。読みだすとひきこまれておしまいまで読んでしまう、すばらしい訳です。「あとがき」を読むと、翻訳のすばらしさのナゾが少しだけ解けます。今という時にふさわしい新訳をどうぞ楽しんでください。
こどもはこのようにちゃんとおとなになるのだな、と彼らがこどものころにすでに年齢だけはおとなの部類だったわたしは思うのでした。
きょうは半袖のTシャツでいても、冬はあやまたずやってくるでしょう。冬とともに斎藤晴彦と高橋悠治による「日本語で歌う『冬の旅』」も帰ってきます。再演はことしのおわりの2日間、12月30日と31日に神楽坂のシアターイワトで。二日とも19時開演、入場料は3500円、100人限定です。今回はチラシもチケットも作りません。info@suigyu.comまでメールでご予約ください。「冬の旅」を聞いてから初詣というのもおもむきがありそうですね。ご家族や友人を説得して、ぜひおでかけください。
11月8日、9日には「透明迷宮——高橋悠治piano×笠井叡coreography」があります。今回は笠井さんは振付のみで、踊るのは若いダンサーたち。西国分寺駅前いずみホールで19時30分から。前売り2500円、当日2800円。こちらもご予約はinfo@suigyu.comまでメールで、あるいは042-301-2510(天使館)へ電話でどうぞ。
2007年1月9日に仙台市青年文化センターでも公演します。19時開演。ご予約は022-224-6946まで。
それではまた!(八巻美恵)