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2005年12月は、39作品のファイルが公開された。主なニュースとしては、5000作品到達となるだろう。
【主なニュース】
12月31日公開の仁科芳雄「ユネスコと科学」をもって、公開作品が5000作品に到達した。来年は6000にも到達するかもしれない。
【公開作品】
2005年12月には、39作品のファイルが公開された。なお、作品未公開のため機能しないリンクが一部ある。
もっとも多くの作品が公開されたのは海野十三で、9作品(暗号数字、崩れる鬼影、もくねじ、沈没男、太平洋雷撃戦隊、空襲下の日本、獏鸚、火葬国風景、月世界探険記)。戦時下の世相を反映した作品が多い。面白いと思うのは「沈没男」。乗る船が、ことごとく沈没する男の顛末や、如何に。
次に多いのが岸田国士で、7作品(言はでものこと、芸術座の『軍人礼讃』、チロルの旅、言葉言葉言葉、上演料の話(仏蘭西)、「文壇波動調」欄記事 01 (その一)、十二月的感想)公開された。一篇を除き、「岸田国士全集19」底本の随筆であり、大正期に書かれている。「チロルの旅」や「海の誘惑」などの雑誌「女性」底本の作品は随筆と呼べるのかどうか、不思議な作品である。
翻訳が2篇公開されている(アンデルセン「雪の女王」とダンテ「神曲 03 天堂」)。「雪の女王」はクリスマスに公開された。ダンテ「神曲」はこれで、三部作全て公開となった(「01 地獄」、「02 浄火」、「03 天堂」)。
科学者、仁科芳雄の作品が初登録(株式会社科学研究所の使命 、日本再建と科学、国際学術会議への旅、国民の人格向上と科学技術 、ユネスコと科学)。今年末を飾る「ユネスコと科学」は、科学技術の利用に対する監視のための国際協力についての提言である。科学技術の是非について、考えさせられる文章である。
推理小説は、小酒井不木が3篇(深夜の電話、痴人の復讐、闘争)公開されている。大衆文学では、国枝史郎の少し短い長編「血曼陀羅紙帳武士」が公開されている。
泉鏡花は、明治期の作品2篇が公開されている(朱日記、妖術)。「朱日記」の「赤い猿、赤い旗な、赤合羽を着た黒坊主」というイメージは凄いと思う(他にも題名の通りに「朱」をモチーフにしたものがいっぱい登場する)。
他には蒲原有明が3作品(狂言綺語、虚妄と真実、長谷川二葉亭)、有島 武郎が2作品(潮霧、幻想)、太宰治が2作品(新郎、六月十九日)、南方熊楠が1作品(十二支考 04 蛇に関する民俗と伝説)、石川 啄木が1作品(我等の一団と彼)、公開されている。
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★この文章を書いた人→門田裕志★こんな時間に→2005年12月31日 04:53 ★トラックバック