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長いこと待たされた、会いたい人に会えたときの喜びと同等なのは、見たい映画を見ることができたときであろう。一年越しに会えた映画は、キューバを舞台にした「バスを待ちながら」
去年うにさんにお会いしたとき、この映画の話をされて、ストーリは知っていたものの見たことがなかった。彼は、この映画のテープを持っているということだったので、貸して欲しいとお願いしていたところ、彼の職場の事情などがからみ、一年越しで、先日の慰安会の折、持ってきてくださった。
どんなストーリの映画であるかは、映画のサイトのあらすじを見て欲しい。ここでは、この映画を観ての感想を書いてみる。
キューバが舞台であるから、もちろん終始ラテンのリズム、登場人物は、誰もがみな明るい。ゆえに誰もがみな暗部を持っている。そんな彼らがみた幻想。いつかは、幻想が幻想であることを知らなければならない。どうやってこのストーリの終焉を迎えるのだろうと、はらはらした。オカルト映画をみるより終焉が怖かった。彼らがあまりにも楽しそうなので、”理想郷”は崩壊するのだろうか、しないでほしい。と願いつつ、崩壊の仕方、そして彼らのその後はどうなるのだろうと。
で、その理想郷が崩壊する方法だが・・え?どうして?どこからあんたが?と思ってしまう人が、彼らを現実へ引き戻す。・・・と訝りながらも現実へ引き戻す人は、幻想の圏外にいなければならない。そうすると彼しかいないのだろうな・・とも思うのだ。そういった方法はともかく、現実に戻った人々の描き方はよかった。感傷もなく淡々としていて。とても好感がもてた。終わり方もまた、誰が主人公の名前を呼んだのだろう・・と思わせぶりで全てを”遮断”してしまう。
とにかくバイタリティあふれた人たちが、心を一つにして何かを成し遂げる姿は、観たものの心もほのぼのとさせる。人間、ああいうふうに仲良く生きていけたら、ああいうふうにみんなに囲まれて最後を終えることができたら・・と。しかしその裏にある”現実”に生きることの逞しさも見せ付けることを忘れてはいないからこそ、幻想は幻想でありつづけることができるのだろうと私は思う。
キューバ映画は、「夜になる前に 」(制作はアメリカ)しか知らなかった。どちらもキューバという国。見比べてみるとよいかもしれない
★この文章を書いた人→ten★こんな時間に→2005年09月28日 08:36 ★トラックバックう、うらやましいです…。この映画見たくて、ずっとDVDやビデオを探してるんですが、発売の形跡さえない…。
傑作「苺とチョコレート」を見て以来、色んな国の映画に興味出てきちゃって…。
そのテープは非売品の関係者にしか配られてない物って事なんですか?
Posted by: ポチョムソン at 2006年07月19日 08:00ポチョムソンさん、
ヨーロッパやアメリカでVHSやDVDが出ています。
私は日本のアマゾンでアメリカのVHSのを買いました。英語字幕です。
Posted by: うに at 2006年07月19日 09:44