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外に出るときはジーンズをはくことが多いのですが、このところ、帰宅するとすぐに作務衣のズボンにはきかえます。気持ちよく楽なこのズボンはタイの綿の藍染めです。新品のうちは着ていると指が藍に染まります。腰まわりはたっぷりしていて、ユルすぎるほど。この作務衣は、松本の神宮寺にあるNGO組織アクセス21が、タイのチェンマイ郊外にある小さな村のお寺でHIVに感染している女性たちと協同でつくっているものです。春まだ浅いころ訪ねた神宮寺では、住職の高橋卓志さんが何度も洗われてほどよく色落ちして水色になった、見るからに柔らかそうなこの作務衣を着ていて、しばし見とれました。着れば着るほど体になじんで恰好よく見えるのがタイの綿の特徴です。俗人のわたしが住職のように上下をあわせて着てしまうと、信心はないのにカタチだけイカニモという感じになるので、どちらかひとつを着て、ちょっとだけおしゃれに。
「水牛のように」を2005年6月号に更新しました。
今月はにぎやかにお届けします。石田秀実さんがみずから連載をはじめてくださったのはうれしいことです。「「ビレッジにもはやすまない人々」からなる「グローバル・ビレッジ」とは、どのようなビレッジなのだろうか。」気になりますね。
5月に出た本を2冊。
●『パレスチナから報告します——占領地の住民となって』(アミラ・ハス著 くぼたのぞみ訳 筑摩書房)
「水牛のように」に訳者のくぼたのぞみさんが書いているように、本のカバーの裏にあるアミラ・ハスの写真は凛々しい。ジャーナリストとしての彼女の姿勢がこの写真にはきちんとあらわれていると思います。
●『物のかたちのバラッド』(片岡義男 アメーバブックス)
3年ぶりの片岡さんの小説集。編集を担当して、以前よりは片岡さんの言葉がわかったかなという感じはするものの、やはりヘンな小説です。
おなじみ江村夏樹さんが今月もコンサートをします。
江村夏樹:性質の異なる女たちの間で行なわれた不完全な対話(2005)
6月11日(土)19時から 四ツ谷・コア石響(JR四ッ谷駅下車徒歩7分)で。
予約・お問い合わせは太鼓堂 かティコ・ディコ へ。
20年ぶりくらいに片山令子さんと会う機会がありました。最初に会ったのは吉祥寺での友部正人+カラワンのコンサート。偶然となりの席にすわって、住所を教えあったりしたのでしょう、それからたまに手紙が行ったり来たりのほそぼそとしたつきあいで、2度目に会ったのが20年以上たった最近のことでした。お互いに顔も覚えていないのに、とてもなつかしくうれしかったのは、きっとほそぼそととりかわしてきた言葉のせいですね。
それではまた!(八巻美恵)
★この文章を書いた人→八巻美恵★こんな時間に→2005年06月01日 15:21 ★トラックバック