犬が化けるという話
ダンス・ウィズ・ラストサムライ

2004年03月01日

 水牛だより3月1日

つよい風がまいにちのようにふいて、あらあらしい春の到来を感じます。マスクをかけたひとが目立つのは、インフルエンザと花粉のせいでしょうか。わたしはインフルエンザにはやられていないし、花粉には不感症。ときどきくしゃみが止まらなくなるのは、図書館で本棚の前にいるときです。本のアレルギー?

「水牛のように」を2004年3月号に更新しました。
佐藤真紀さんの文体は、こどもたちとつきあっていることと関係がありそうです。どのようなひととつきあうか、それはほんとにだいじなこと。
御喜美江さんのアコーディオン・ワークス2004「ロシアへ」は4月1日(木)19時から、上野の東京文化会館小ホールで。ショスタコーヴィチ、ロシア民謡集、グヴァイドゥーリナ、ストラヴィンスキーなどの曲がならんでいます。全席指定で3500円。お問い合わせは03−3239−5491。
高橋悠治さんの「月光からはじまる」は3月12日(金)19時から、東京浜離宮朝日ホールで。3月14日(日)14時から、札幌Kitaraホールで。ベートーヴェン「月光の曲」、高橋悠治「ボクハソンケイスル」、ショスタコーヴィチ「ヴィオラとピアノのためのソナタ」など。ヴィオラは川崎雅夫さん。4000円。お問い合わせは03−3239−5491。

「水牛の本棚」は藤本和子「衰弱そして再生」です。
「女たちの同時代——北米黒人女性作家選」第五巻「メリディアン」(アリス・ウォーカー、高橋茅香子訳)について。
日本語の「メリディアン」は文庫になっています。現在品切れとなっていますが、絶版ではないので、チェックしてみてください。訳者の高橋茅香子さんのサイトも魅力的でおすすめです。英語版(原語)は各種手に入ります。
ハードカバーペーパーバックHarvest 版ペーパーバックReissue 版

「水牛通信電子化計画」は1986年11月号を公開しました。
一台のワープロにかわるがわる言いたいことをうちこんで、編集会議というのをこころみ、それをそのまま座談会のような原稿にしました。大成功とはいいがたいできばえですが、それでもおもしろいしかけ(?)だったせいか、楽しんではいるようです。「青空文庫へようこそ」というオンデマンド本をつくったときには、編集にかかわったふたりは広島と東京に離れてくらしていたので、メールのやりとりで対談をしたのでした。おたがいを知っていたからこそできたことだったと今では思います。

この号に小泉英政さんの「人とミミズ」という詩が載っています。カラワンの「人と水牛」の替え歌です。小泉さんは有機農法をはじめて、しだいに過激さをまし、ついに循環農場というシステムをあみだすまでになってしまいました。いまは有機農法もさかんですが、それでもビニールハウスをつくったり、土に黒いビニールをかけてあたためたりしています。小泉農場ではいっさいそういうことをしていません。落ち葉の堆肥で野菜はゆっくり育つので、みなこぶりで、とてもおいしいのです。むかしから毎月野菜の箱にはいってくる「みみず物語」をおもしろいと思い、その都度入力したものを集めて、青空文庫に置いたのですが(「みみず物語」「みみず物語2」の2冊)、それがついに本になりました。タイトルはやはり「みみず物語」(コモンズ)。ワクワク、ドキドキの30年の物語、ぜひ読んでください。小泉さんから送られてきたその本は新聞紙につつんでありました。あのぷちぷちの緩衝剤はプラスチックですからね、小泉さんは使わないのです。

それではまた! (八巻美恵 suigyu@collecta.co.jp)

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