帰ってきたはせがわくん
忙中閑報

2003年07月27日

 村社会

私は地方でも県庁所在地に住んでいる。山間部に住んでいる友達の話。

10年ほど前東京から山間部の村へお嫁に来たA子さん。周囲の人たちのぬくもりで心細さは、次第に消えていった。しかし、日々過ごすうち彼女には、どうしても理解不可能なことがあった。夫の両親が留守の間、近所の茶のみ友達が、茶の間で茶を飲んでいる。菓子まで食べている。最初その光景をみたとき、「泥棒」と言っていいのかどうか迷った。顔見知りである。言うわけにもいかないと判断した。かといって、他人の家で、主もいないのに勝手に上がりこんで、茶を飲み、菓子まで食べている。葛藤で立ちすくむ彼女をみたその人は、二人が留守だったから上がって茶を飲んでいるが、「あんたも、どう?」と勧められたそうな。その後両親が留守だろうが、どうだろうが、自分の家のような顔でみんなは、入ってくる。誰一人玄関で「こんにちは」という人がいないことに気づいた。ある日A子さんは、夫の両親に疑問を疑問として尋ねてみた。彼らは、なぜそれが疑問なのかわからなかったそうである。
今では、もう慣れ、自分の家のお茶を他人に勧められて、一緒に話し込むこともあるそうな。

B君の家は村で、一軒の酒屋である。酒屋をやっているのは、彼の祖父母である。
祖母がでかけていて、祖父だけが留守番をしていた。昼食後の心地よさに勝てずに祖父は昼寝を決め込んだ。そこへお客さん、といっても近所の人であるが、酒を買いに来た。何度呼んでも出てこない。声は大きくなるがまだでてこない。で、その客はどうしたか?自分で、一升瓶の酒を奥から出してきて、自分で熨斗をかけた。そしてやおらそこらの広告の裏に一筆書いた。「今度、お金を払いにくる ○○より」

ところでA子さんB君のところには、Yahoo BBが届いている。
県庁所在地である筈の私のところは「予定がない」となぜか断られている。

★この文章を書いた人→ten★こんな時間に→2003年07月27日 10:32




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