てふてふ君の症例検討会(その 4)
前回の検討会いかがでしたか?今回は、具体的な作品は取り上げず、前回の補足情報です。「道標」など大きな作品では、直す場所が多くても、そのパターンは数種類なので、コンバートはスムーズでした。そのなかでは、[#ページの左右中央]という注記の実現が比較的困難でしたね。復習の意味で、少し、紙(青空パッケージでは、A5版、二段組みが標準)の上でのレイアウトについて触れておきます。こうしたレイアウトを表現する格好のパッケージが、下記にソースをしめした、layout です。
\documentclass[a5paper]{tbook}
\usepackage{layout}
\begin{document}
\layout
\end{document}
以上のソースの結果の PDF を続きに示します(若干、切り貼りしています)が、どうも縦書きの tbook では、\textwidth と \textheight が縦横逆になっているようです。したがって、[#ページの左右中央]では、\textheight の半分の所に文字をもってくるべきです。
a5paper 縦書きレイアウトは、続きにあります。
\newcommand{\hvcenter}[1]{\newcount\cntA
\cntA=\textheight
\divide\cntA by 65536
\divide\cntA by 3%(ないし、4 か 5、ご自分の環境に合わせて)
\vspace*{\cntA}%
\centerline{#1}}
そこで、あてずっぽうではなく、以上のようなマクロに改めてみました。まず、TeX での、1pt は、65536 sp(TeX での長さの最小単位)で、\cntA には、\textheight が、単位を sp として代入されます。左右中央だと 4 行目は、それを 2 で除するのが本来ですが、左寄りになりすぎるので、3~5 としました。下画面は、その PDF 画面です。(文字が小さくて申し訳ありません。)
今回の検討会にならない検討会、いかがでしたか?次回は、予定通り『魯迅「「吶喊」原序』とその他の魯迅の作品もとりあげ、各文字のレイアウトの一端に触れてみたいと思います。お楽しみに!


